現代の私たちの食卓において カレーほど馴染み深い食べものはないのではないでしょうか?
ひとことでカレーといっても様々な種類のカレーがあります。
ヨーロッパ、インドやタイなど世界各国のカレー、外で食べるお店のカレー、自家製おふくろの味のカレー、ご当地自慢のカレー。そしてその食べ方は数えきれないほどです。
ご存知のように すでにカレーは「国民食」としての地位を確立し 日本の食卓に欠かすことのできないメニュー(食べ物)となりました。
しかしながら 多くの生活者がカレーの個性や奥深さを知らないのも事実でしょう。
カレーの歴史、文化、種類、スパイスの特徴などの知識を学び、もっともっと「カレー」を理解する。そして 各々が考える唯一無二の「マイカレー」を創造し、カレー自体を食のコミュニケーションツールのひとつとして位置付けることで、現代人に不足しがちな「人の輪」を作りだすことができるのではないでしょうか?
今この協会がそのような大きな役割を担い、日々進化しつづける「カレー」に注目し、あらたなカレー史の幕開けとなることを期待しております。
日本野菜ソムリエ協会 理事長
福井 栄治